ニュース&トピックス
- The 100th Annual Meeting of the American Association of Neuropathologists にてBrainbankの発表が行われました。
- 第65回日本神経学会学術大会に出席しました。
脳病理標本の見方 脳血管疾患の神経病理 - 第65回日本神経病理学会総会学術研究会に出席しました。
- 文部科学省 科学研究費 学術変革領域研究 『学術研究支援基盤形成』
生命科学4プラットフォーム 支援説明会・成果シンポジウム に出席しました。 - アルツハイマー病研究会 第25回学術シンポジウム に出席しました。
- ブレインバンク公開講座「認知症を知る」にて座長として講演いたしました。
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- Taiwan Brain Bank Associationに参加しMolecular testing (DNA,RNA)analysis experiences from Brain bankのテーマで講演いたしました。
臺灣腦庫協會|Taiwan Brain Bank Association|支持腦庫的永續運作 - 20240309腦庫與神經退化研討會 - 文部科学省科学研究費助成事業 学術変革領域研究「学術研究支援基盤形成」
令和5年度コホート・生体試料支援プラットフォーム若手支援研究成果発表会に「ブレインリソースの整備と活用支援活動」の責任者として参加しました。
ブレインリソースの整備と活用支援若手成果発表 - -2
- 第4回韓国運動障害学会国際会議(ICKMDS 2023)に参加しました。
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- 第42回日本認知症学会(奈良)に参加しました。
- 同志社大学大学院脳科学研究科にて講義を行いました。
- 同志社大学大学院脳科学研究科にて講義を行いました。
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床神経科学分野にて講義を行いました。
- ICN 2023第20回国際神経病理学会議(ベルリン)にて発表を行います。
- 第17回診断病理サマーフェスト -病理と臨床の対話-に参加しました。
- MDS 2023国際パーキンソン病・運動障害学会(コペンハーゲン)にて発表を行いました。
- 日刊工業新聞のWebニュースイッチに特任教授 村山繁雄のコメントが掲載されました。
アルツハイマー治療薬「レカネマブ」国内承認迫る、求められる検査・医療体制の変化 - 第17回パーキンソン病・運動障害疾患コングレスにて発表を行いました。
- 2022年度活動報告発達障害・精神・神経疾患ブレインバンク・高齢者ブレインバンクプロジェクト
- 第64回日本神経病理学会総会学術研究会
第66回日本神経化学学会大会 合同大会にて発表を行いました - IAGG-AOR2023第12回IAGGアジア/オセアニア国際老年学会議にて発表を行いました。
- AANP 2023第99回米国神経病理学会議(モントレー)にて発表を行いました。
- 第64回日本神経学会学術集会にて発表を行いました。
- MDS国際パーキンソン病・運動障害疾患学会 専門部会(ロサンゼルス)に参加しました。
- 文部科学省 科学研究費 学術変革領域研究 『学術研究支援基盤形成』
生命科学4プラットフォーム 支援説明会・成果シンポジウムに出席しました。 - 第112回病理学会総会にて発表を行いました。
- 第48回臨床神経病理懇話会/第11回日本神経病理学会中国・四国地方会にて臨床神経病理懇話会教育講演をしました。
- 責任者の MDS(Movement Disorder Society) SIC Alpha Synuclein Discussion Panel 参加にあわせ、総説(私見)を掲載します。
- ハロードクター6月号に掲載されました。
- 大阪大学神経内科・脳卒中科 ともえ会にて講演しました。
- 2022年神経病理学会
- NEURO2022
- 2022 Alzheimer’s Association International
- 令和4年度コホート・生体試料支援プラットフォーム
若手支援研究成果発表会に参加しました。 - ネットワークスライドカンファランスを定期開催しています。
- Global Neuro CPC(2022年度CoBiA新規事業)を定期開催しています。
- 大阪拠点に設備が導入されました。(日本ブレインバンクネット研究費にて導入)
- Neuropathologyにて症例報告を発表しました。(大阪大学ブレインバンク)
- Neuropathologyにて症例報告を発表しました。(大阪刀根山医療センターブレインバンク)
- Neuropathology にて症例報告を発表しました。(大阪大学ブレインバンク)
- Movement Disorders にて症例報告を発表しました。
- クラウドファンディングへのご支援、誠にありがとうございました。
お問い合わせ
大阪大学大学院医学系研究科
神経内科学
ブレインバンク担当
(月~金 9:00~17:00)
責任者挨拶
特任教授(常勤)村山 繁雄
発達障害・精神・神経疾患
ブレインバンク
疾患の解明や治療法の開発のためには、患者さんの試料が必要です。1960年、米国に多発性硬化症ブレイン(脳)バンクを創設した故Tourelotte博士は、「ブレインバンクは疾患克服のための、患者、医師、研究者による市民運動」と位置づけており、生前献脳同意はその根幹をなします。
私は東京都健康長寿医療センタ-に、本邦初の老化・認知症拠点としての高齢者ブレインバンク(http://www.mci.gr.jp/BrainBank/)を創設しました。また、大阪での生前献脳同意登録者の支援のため、大阪大学大学院医学系研究科神経内科と国立病院機構大阪刀根山医療センター脳神経内科と協力してきました。
米国では自閉スペクトラム症親の会がスポンサーとなり、自閉スペクトラム症死後脳リソースを研究者に供与するAutism Tissue Project(ATP)がありますが、本邦ではリソース自体が皆無です。また、精神疾患の死後脳リソースも極めて乏しい状況が続いています。
私は大阪大学連合小児発達学研究科特任教授として2020年に赴任し、ブレインバンク・バイオリソース部門を創設しました。また神経内科、病理、法医学の協力の下、発達障害・精神・神経疾患ブレインバンク(Brain Bank for Neurodevelopmental, Neurological and Psychiatric Disorders: BBNDNPD)を創設しました。
高齢者ブレインバンクと協力しながら、私のライフワークである日本ブレインバンクネットワークにおける関西拠点構築の努力を、今後も行っていく所存です。
特任教授(常勤) 村山 繁雄の略歴
- 1954年08月
- 大阪市天王寺区生まれ
- 1973年03月
- 私立灘高校卒
- 1979年03月
- 東京大学医学部卒
- 1979年06月
- 東京大学医学部附属病院神経内科研修医
- 1981年06月
- 同 医員
- 1985年11月
- 東京大学医学部脳研病理文部教官助手
- 1988年07月
- 米国ノースカロライナ大学神経病理学客員研究員
- 1991年07月
- 米国医師免許取得、横浜労災病院神経内科副部長
- 1992年10月
- 東京大学医学部附属病院神経内科技官
- 1993年01月
- 東京大学医学部附属病院神経内科助教
- 1999年06月
- 東京都老人総合研究所神経病理部門室長(高齢者ブレインバンク研究部長)などを歴任
- 2011年04月
- 独立行政法人国立長寿医療研究センター特任研究員(ブレインバンク事業委託)
- 2020年
- 大阪大学大学院連合小児発達学研究科附属子どものこころの分子統御機構研究センターブレンバンク・バイオリソース部門常勤特任教授・東京都健康長寿医療センター高齢者ブレインバンク常勤特任研究員(クロスアポイントメント制度)
ブレインバンクとは
アルツハイマー病やパーキンソン病などの老化性疾患は、脳や脊髄の神経細胞がうまく働かなくなるために起こる病気です。
このような疾患の原因や病態は未だ解明途上であり、発症メカニズムを明らかにし治療法開発へつなげるために死後脳研究は欠かせません。
ブレインバンクはヒト脳を系統的に蓄積し、疾患克服のために尽力する医学研究者へ提供することにより、今後の医療の発展に貢献しています。
ブレインバンクの必要性
老年性疾患のみならず、精神疾患や発達障害の病態解明は始まったばかりです。ヒト脳疾患の最終診断には、罹患された患者様の脳組織診断が不可欠です。ヒト脳に起こっていることは、ヒト脳を直接調べることを欠かすことができず、研究によって病態を明らかにし、治療や創薬につながっていきます。
海外では日本に先立ってブレインバンクの創設と活用が始まっています。欧米の特徴は、宗教的な背景もあり生前ドナー登録が盛んで、「Gift of Hope」(希望の贈り物)、「A Legacy of Donation」(篤志の遺産)「A Brain Donation for Next Generation」(次世代の献脳)などと名付けられ、次世代の病気を抱える患者さんに希望という贈り物をするという「祈り」が込められた活動となっています。米国や英国では、国家が研究費用を支出する国家事業となっています。
日本のブレインバンク
日本では、大学病院等での病理解剖や承諾を得た方々からのリソース蓄積は古くからありましたが、一つの施設内で完結していたため疾患の種類や症例数も限定され、幅広い研究成果に結びつくことが難しい状況が長く続いていました。
日本のブレインバンク活動は、神経病理学会ブレインバンク委員会が1997年に発足して以来、学会の事業として取りくんできました。
当時は日本の研究者は欧米のブレインバンクに研究の試料提供を依頼するか、自分の施設で蓄積したリソースを用いて研究していました。
しかし、疾患の人種差は無視できず、知的財産の問題もあり、日本のブレインバンク設立の気運が高まってきたのは1999年に私がブレインバンク設立を宣言し、東大から健康長寿に赴任して以来です。
日本の病理検索のきめ細やかさは国際的にも有名で、高水準のブレインバンク構築が可能です。また、欧米では脊髄は摘出しませんが、日本では、病院学会との協力のもと、
脊髄や一般臓器も保存され精緻な診断や研究の対象としているという優位性があります。
日本ブレインバンクネット
ワーク
関西拠点
大阪大学神経内科、大阪刀根山医療センターは生前献脳同意を担当し、宇多野病院の協力を得ています。
大阪大学連合小児発達学研究科は、自閉症児のゲノム、不死化細胞を蓄積されています。
また阪大法医学教室、大阪「命を守るプロジェクト」との連携で、日本版suicide bank、autism brain netの構築努力を開始しています。
発達障害・精神・神経疾患ブレインバンクは
高齢者ブレインバンクと密接な協力の元
日本神経科学ブレインバンクネットワークの
中核を形成します
日本ブレインバンクネット
目的:精神疾患脳の蓄積
班長:高尾先生(国立精神・神経医療研究センター、美原記念病院)
2021年度から関西地区として阪大と、大阪刀根山医療センターが加入。
※2023年9月現在
日本ブレインバンクネットはAMEDの援助で高尾先生を班長としています。
2020年までの齊藤祐子班長から高尾先生に引き継がれ、2021年度から大阪地区として、
阪大と、大阪刀根山医療センターが加わりました。精神疾患脳の蓄積が目的と明記されています。
日本神経科学ブレインバンクネットワーク
日本神経科学ブレインバンクネットワークは、文部科学省学術変革領域研究費をいただいて構築しています。
オープンリソース、ブレインバンクドナー登録システムを持つこと、リソースの品質管理を行い研究者に呈示できるという3点を必須事項としています。
井原康夫博士は健康長寿OBで、当施設死後脳リソースを含むアルツハイマー病脳を用いた研究で、アルツハイマー病の解明を行い、根本治療の開発への道を作られた方です。
高齢者ブレインバンクの立ち上げ時より一貫して援助をして下さっており、ブレインバンクドナー事前登録をしていただいています。
2021年度私が阪大に移るにあたり、発達障害、精神・神経疾患ブレインバンクを立ち上げ、班長機能を阪大に移しました。
活動報告
臨床研究内容の開示
法的基盤文書
ブレインバンク倫理基盤
生前同意
半脳凍結